【おためし予算付きラノベ紹介】『されど罪人は竜と踊る』の魅力を伝えたい!
はじめに
どうも、こぎりです!
気が付いたらあと2か月で今年終わるんですね…(投稿日11/2)
どうしましょう、修士論文進んでない…
本記事はそんな先行き不安な大学院生が、自身のおすすめ書籍をおためし予算とともにご紹介するものになります!
おためし予算とは、“この辺まで読んで、読み進めるか判断してねっていう基準ライン”を、金額や巻数で表したものです。
最低限のコストプランもセットでお伝えするのが本記事のコンセプトですので、
迷われた方はぜひ、ご参考にしてみてください!
例のごとく、
是非最新まで読んでほしいですがね(笑)
今回は初のライトノベル作品の紹介になります!
“ライト”なのかどうか分かりませんけども…
そして今回ご紹介する作品について注意事項があります、
- ダントツに余裕でR指定です!
- ストーリーが鬱すぎます!
言いましたのでこれ以降は自己責任でお願いします(笑)
本記事で詳しい描写は割愛しますが、かなり好みが分かれると思います。
ただ、筆者が今でも読み続けている唯一のライトノベル作品です。
(大学以降あんまり読まなくなりました)
とにかくこの作品が好きで、読んでる人を探すのですが巡り合えず…
アニメ化もされた作品なんですが、筆者の周りでは中々認知されていないみたいなんですよ。
まあ数あるラノベ作品の中でも、変わり種ではあるかなと思います。
今のラノベ環境に詳しくないので、あまり強いこと言えませんが(笑)
さあ、今回紹介するタイトルは
「暗黒ライトノベルの始祖にして最終作」
とも言われるこの作品!
『されど罪人は竜と踊る』
原作:浅井ラボさん / 挿絵:宮城さん、ざいんさん
それではいってみましょ~
作品紹介と見どころ
ではあらすじから。
魔法が科学的に解明され、技術となった<咒式>。
咒式によって人類の技術は飛躍的な進歩を遂げ、中でも攻撃に特化した咒式を紡ぐ者を攻性咒式士と呼ぶ。
攻性咒式士であるガユスは、相棒のギギナとともに外交都市エリダナで咒式士事務所を経営している。
歩く不運ことガユスと戦闘狂のギギナは、相性が合っているようで互いを貶しあうひねくれた二人。
ある依頼を受けたガユスとギギナは、人的被害を出す二頭の<竜>をなんとか討伐。
その討伐の功績から、なんと国家の最重要人物の警護役を依頼されてしまう。
いつも通り文句を垂れつつ依頼をこなす二人。
しかしその背後では、国家を左右する巨大な謀略が渦巻いていた!
そしてこの依頼をきっかけに、二人はとんでもない事態に巻き込まれていく。
ってな具合ですね~
一言感想は、「集え、世界の理不尽」
この『されど罪人は竜と踊る』の見どころは、圧倒的な鬱展開と読了後のクセになる喪失感です!
言葉を変えますと、人間の欲深い部分や妙な現実味を味わうことができます(笑)
根拠のない救いが一切ありません。根拠あるのにありません(?)
主人公補正なんて粉微塵も存在せず、むしろ逆補正ってレベルですね。
主人公のガユスを含め登場人物にまともなキャラが少なく、
さらに彼らが圧倒的不運や理不尽の中で生き残りを賭けて闘います。
それはもうぐっちゃぐちゃのドロドロですよ。
その究極の無秩序が生み出す、キャラクターたちの選択や振る舞いには考えさせられるものがあります。
主人公サイドの方が卑劣な手段を使ったり、あまりにも境遇がかわいそうな敵キャラがいたり…
キレイごとだけでは成り立たないよねっていう、善悪の複雑な絡み合いが楽しめます。
単にいいキャラ悪いキャラ、と判断できないような凝った話が好みの方は結構ハマるのではと思います。
落とすところはとことん落としてくる作品ですので、いい意味で展開の底が読めず安心感がありません。
読了後には「まじか…」っていうクセになる喪失感が味わえます。
もう普通の作品じゃ耐えられない、奇跡とか覚醒とか飽きたって方には是非読んでハラハラしていただきたい!
世界観としては、現代+魔法ですかね。
本作品では<咒式>と呼ばれていますが。
この咒式という設定、筆者は割と好きです。
かみ砕いて言えば、
爆発の魔法 → 爆薬の材料を生成し、着火する指示式
のような、少し原理解説がされた魔法といった感じです。
実際はもっと理系要素ガチガチの説明がされちゃってますが…
化学物質名だとか、この手の文章を目で追うのが苦痛だという方は、そういう魔法的なもの、とあまり深く気にせず読んでいただけたらなと。
別段、その咒式の過程は話の核ではなく、コラムのような感じで十分です。
また、これは全編共通になりますが、説明描写が少し分かりにくかったり、くどく感じられるかもしれません。
自分もたまに読み返したりしますし(笑)
(筆者の能力不足説アリ)
特に1巻は設定などの説明がやたら小難しく書かれているような部分もあるので、
ふーん、そんなのがあるんだー、くらいに適度に流し読んでもいいかなと。
そしてこの『され竜』の伏線回収の仕方、筆者めっちゃ好きです!
先ほどの濃い説明描写も相まって、伏線に意識が集中しすぎないので、回収の瞬間は
「おお、これ繋がってたのか…!」
とテンションが上がります(笑)
主人公のガユスとギギナを始めとする、登場キャラたちの独特な掛け合いも筆者は好きです。
洋画のジョークとは違うのかもしれませんが、似たような雰囲気を感じました(笑)
さてでは、おためし予算の方、まいりましょう!
おためし予算
おためし予算は、だいたい3400円!
単行本で言うと、1~4巻まで!
予算額は各巻の10%税込み定価の合計です。
特に2巻読了後の喪失感は格別です(笑)
この作品には人類以外にも多くの種族が登場します。
各種族の独特な価値観と倫理観も見どころの一つです!
その中でも主要な<竜族>、<大禍つ式(アイオーン)>、<古き巨人(エノルム)>が一通り出てくるのが4巻までになります。
ちなみに鬱要素の容赦のなさで言えば、7・8巻の“アナピア編”かと思います。
ストーリーの展開は面白かったのですが、エロ・グロともにここまで描写しなくても…って部分が(笑)
筆者が好きなのは、狂ったキャラしか出てこない9~12巻の“血の祝祭編”ですかね。
長いですけど(笑)
もう何の前触れもなく主要人物が死んでいきます。
あ、あと17・18巻の“歌姫編”もお気に入りです。
こちらは敵キャラ、ハイパルキュの生い立ち(?)が壮絶でしたね。
とりあえず予算では4巻までとしましたが、2巻まではトライしてほしいなと思います。
2巻の鬱具合でアウトな方は、この後相当厳しいとかなと。
もしハマった方、“アナピア編”、“血の祝祭編”、“歌姫編”でぜひ絶望を味わってみてください(笑)
、というわけで以上が、『されど罪人は竜と踊る』の予算付き紹介でした!
ハッピーエンドな話に飽きた方!
読了後の圧倒的な喪失感に挑戦したい方!
ぜひお試しくださいませ!
さて、ここまでお付き合いくださりありがとうございました!
初のライトノベル紹介でしたが、いかがでしたでしょうか?
拙い文章力で恐縮ですが、少しでも皆さんの書籍選びの参考になればうれしいです!
今回セリフ紹介はカットします!
結構長々としたセリフが多いので(笑)
代わりと言っては何ですが、『されど罪人は竜と踊る』は筆者本当に大好きなので、巻ごとの紹介・感想記事みたいなものを書くかもしれません。
というか、おすすめした1~4巻は書きたいです(笑)
もし興味持ってくださる方がいたら、お楽しみにということで!
それではみなさま、ごきげんよー!
どうでもいい話的な
ここからは筆者のどうでもいい話です、興味ない方はスルー推奨!
突然ですが、立ってるときに思わず足を交差してしまう方、いらっしゃいません?
つい先日まで筆者もそうだったんですが、あれ体に良くないみたいです。
足腰弱っちゃうよ、と筆者が通う病院の理学療法の先生に聞きました。
電車待ってるときとか無意識にやってる人、結構多いのでは?
特に昨今はコロナの影響で運動不足になりがちなので、ぜひ皆さんも気を付けてみてください!
はい、ここのどうでもいいコーナーにまで目を通してくださる方、本当にありがとうございました!
では、また次回お会いしましょー、さよーならー!
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