【おためし予算付きマンガ紹介】『嘘食い』の魅力を伝えたい!
はじめに
皆さんどうもー、こぎりです。
前回『アクマゲーム』を紹介した記事では、ジャンル縛るつもりありません的なこと書いてたんですが・・・はい、今回も頭脳戦系のマンガの紹介になります(笑)
皆さんは何かを賭けて勝負したことありますか?
賭ける、というと真っ先に思いつくのは“お金”かもしれません。
が、学校の部活動なら大会の出場権だったり、受験だったらその学校の入学枠だったり、実はいろんなところで何かを賭けた勝負しているのではないでしょうか?
ひょっとしたら“賭ける”ではなく“懸ける”なのかもしれませんが!
今回紹介するタイトルは、何かを“かける”系マンガの中では個人的に一番面白いと感じている作品です!
これをおためし予算とともにご紹介します!
このおためし予算ですが、筆者の思う
“このマンガの面白さ・自分に合うかどうか”を判断する基準のようなもの
を実際の金額や巻数で出したものになります。
やっぱりおすすめするからには、投げっぱなしにしたくないので(笑)
特に今回にように全49巻にも及ぶ作品の場合、一気に読むにしろ集めるにしろ、とっつきづらさみたいなのがあると思うんですよね(というか筆者がそう)。
なので、少なくとも筆者が紹介するものには、可能な限り目安をお伝えできればいいなと思っております。
ただしすべての記事で明記するつもりですが、
基本的に紹介する作品は最後・最新まで読んでいただきたい
と思っておすすめ記事を書いています!
1巻だけで判断しづらい作品とかもあると思うので、ぜひ新タイトル探している方の参考になればうれしいです!
では、お待たせしました。
今回のタイトルはこーちら!
『嘘食い』
著者:迫稔雄さん
それではいってみましょ~
作品紹介と見どころ
恒例(?)のあらすじ。
毎日パチンコに通い、退屈な日々を送る青年・梶隆臣(かじ たかおみ)。
そんな梶はひょんなことで斑目獏(まだらめ ばく)という男と知り合った。
二人はパチンコ帰りに、梶が負っている借金の取り立て屋と偶然遭遇してしまう。
すると獏は機転を利かせ、あっさりと借金取りを追い返してしまった。
それだけではなく、なんと闇金業者すらも手玉に取ってしまう獏。
梶は今までの自分の適当な生き方を悔やみ、獏の生き方にあこがれを抱くようになる。
そんな獏と日々過ごすうちに、ギャンブルを中立に取り仕切るための組織 “賭郎” に関わることに。
なんと獏は過去にこの“賭郎”で天才ギャンブラーと称されていた伝説の男だった!
これを機に梶は、獏とともに本物のギャンブルの世界に足を踏み入れていく・・・!
ってな具合ですね~
一言感想は、「究極のギャンブル、ここにあり」
この『嘘食い』の魅力はズバリ、賭郎の存在とゲームの奥深さです!
まず賭郎とは、というところからお話ししますね。
そもそもギャンブルにおいて必要ものとは何でしょう?
相手の思考を見抜く洞察力、それともここぞというところで発揮する運、様々あると思います。
しかし、大前提として必要なものと言えば、対等性ではないでしょうか。
だって対等でなければ、ゲームなんてしなくても強いほうが欲しいものを奪っておしまいですよね。
つまりゲームの勝敗が決しても究極な話、終わってから暴力によって制圧できるなら実質負けないのと同じということです。
“十分な暴力、賭け代を持ってやっと対等な勝負になる”、これを見事に描いているのがこの『嘘食い』の最大の魅力だと思います。
現に作中では、ゲーム中・終了後に武力を持って制しようとするキャラクターも多々出てきますし(笑)
それらをひっくるめて中立にゲームを取り仕切ってくれるのが、この賭郎になるのです。
賭郎が仕切る賭けは絶対、かつ取り立ては基本的に即払いが原則ですので、彼らを通した賭けからは逃げることはほぼ不可能。
そしてこの取り立て、マジで容赦がありません。
賭け代にはプレイヤーの合意の下、お金以外のものも賭けられます。
時間や情報など多岐にわたりますが、例えば命を賭け代にしたゲームに負ければ何の滞りもなく取り立てられます。
というのも、賭郎には立会人という人たちがおりまして、彼らがゲームの成立・取り立てを保証しなければなりません。
ですので生半可な暴力では制されないよう、この立会人は厳選された暴力の持ち主でもあります。
ルール違反しようとする者が出た場合、ガチで粛清なんてことも(実際何人かいます)・・・
またこの立会人にも個性がありまして、そこも注目ポイントの一つかと思います!
ゲーム自体は、“ババ抜き”や“あっちむいてほい”など親しみ深いものもよく出てきますが、あっという間にものすごい心理戦に早変わり。
中にはただの番号当てゲームなはずが、圧倒的な情報量に頭こんがらがるようなゲームもあります。
(筆者の能力不足によるものかもしれません(笑))
また“叩いてかぶってジャンケンポン”に出す手の順番まで関係してきたり(笑)
一度はやってみたことがあるようなゲームに少し手を加えるだけで、まったく新しいスリルと攻略法を見せてくれる部分には奥深さを感じずにはいられませんでした!
ではおためし予算の方、いってみましょう!
おためし予算とハイライト
おためし予算は、だいたい4000円!
単行本で言うと、1~7巻まで!
予算額は書籍版の単行本570円/冊で換算してます。
ゲーム内容でいくと、“ババ抜き”の終了までになりますね。
実はゲームの決着だけならば5巻までで読めるのですが、ギャンブル自体というか…話の収拾って意味では7巻が大きな切れ目かなと思います。
ちなみに筆者のお気に入りキャラクターである伽羅(きゃら)さんはこのババ抜き編で登場します!
おそらく嘘食いファンの中にはこの伽羅さん好きの方、多いと思います。
めちゃめちゃかっこいいんですよ。
特に31巻~のプロトポロス編は必見です!
これ以上話してしまうと、感動が薄れるかなと思うので深くは語りませんが・・・
この作品は、はじめに でも書きましたが全49巻すべて読んでもらいたいです!
おためし予算とか言っといて矛盾している気はしますがね・・・(笑)
ただし人によっては、20~30巻が少しグダってしまう感、があるかもしれません。
ラストに向けて重要な情報などが出てくるので必要ないわけじゃない、とは思うのですが、1~20巻までの盛り上がりには至らないかなーと感じました。
ですが以降のプロトポロス~クライマックスは、それまでのグダっている感を見事に払拭してくれますのでご安心を!
ゲーム世界を模した島という設定や獏の敵である人物がぶっ飛んでるので、読んでて本当に楽しかったです。
ネットでも嘘食い中で最高傑作という意見もある“エア・ポーカー”はプロトポロス編のラストを飾るにふさわしい素晴らしい展開だったと思います!
、というわけで以上が、『嘘食い』の予算付き紹介でした!
極限の心理戦が見たい方!
ギャンブルの本質を感じたい方!
ぜひお試しくださいませ~!
最後に、個人的に好きな斑目獏と伽羅のセリフを紹介。
『あんた、嘘つきだね』
(ゲーム決着時、斑目獏の決め台詞)
『お前が何者だろうが、俺が“殺る側”だ…』
(嘘喰い第36巻、伽羅
卍内決戦 “毒孕薬奪” の決着直前)
ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました!
少しでも皆さんのマンガ選びの参考になればうれしいです!
それではみなさま、ごきげんよー!
どうでもいい話的な
ここから先は筆者のどうでもいい話ですので、興味のない方はスルー推奨です(笑)
最近の気候、自己中すぎません?(笑)
なんか寒いと思ったら変にあったかくなったり、いつの間にか鬼寒くなったり。
筆者はよく喫茶店でコーヒーを飲むのですが、ホットかアイスかでマジで悩みます…
つい先日は“意外とあったかいな”と思ってアイスコーヒー飲んでたら、寒さに震えだしてホットコーヒーをお代わりしましたとさ。
この気候変動変動に弱い民族の悩み、共感してくれる方いらっしゃいますかね(笑)
こんなどうでもいい話にさえ目を通してくださる方、本当にありがとうございます。
スルー推奨ではありますが、この枠にも少し有意義なこと書けたらいいなと日々考えております…ええ、頑張ります(笑)
では、また次の記事でお会いしましょー、さよーならー!
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